今年の最後は手塚ワールドで

手塚先生1

以前に中古で買った手塚治虫先生の『火の鳥』を読み始めていて、やっと4巻目『鳳凰編』を読み終わりました。

手に汗握る物語ばかり!この4巻目は、奈良時代の我王と茜丸という二人の彫物師のお話です。

1巻から登場する猿田彦(我王)と周辺人物の分霊が生まれ変わりながらお互いに学びを深めていく姿が生き生きと描かれています。

作中で、我王は鳳凰の導きで、過去の自分や何千年も先の未来の子孫(分霊)の人生を見せられます。

そして鳳凰との対話の中で、自分の魂のテーマが怒りであることを悟り受け入れるのです。鳳凰が我王と一緒に過去も未来も自由に飛び回る姿は、まるでヒプノと思いました。

魂が何度も生まれ変わって、思い癖である怒りを手放すことができたら、天界のエデンの園に帰れるはずだから、がんばれ!と、ページの外から声援を送っています。

我王が猿田彦だった時の過去の描写はなかったけれど、特徴的な鼻の形でしっかりと分かります!

どのページも笑いあり、涙ありで本当に楽しくて、読み始めると一気に読んでしまいます。

更に、手塚先生のエッセイ本も発見しました!とりあえず上の画像の2冊。短いものから、長いものまでありますが、昭和の香りがプンプンして、いい感じです。エッセイ本のタイトルは『ガラスの地球を救え』と『ぼくのマンガ人生』。

このうちの1冊である「ガラスの地球を救え」に、

鉄腕アトムは、『未来の世界は技術革新によって繫栄し、幸福を生むというビジョンを掲げているように思われている』けれども、本当は、『自然や人間性を置き忘れて、ひたすら進歩のみを目指して突っ走る科学技術が、どんなに深い亀裂や歪みを社会にもたらし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけていくかを描いたつもりです。』とありました。

社会の歪み、差別、格差などは実社会でももう見え隠れしています。今の社会を手塚先生が見たら、なんとおっしゃるのだろうと思うと、何だかだいぶ悲しい思いがしました。

絶対に今年の最後は、手塚ワールドです!

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